不動産相続で損を
しないための基礎知識

はじめに読みたい
不動産相続の基礎と手続きガイド

不動産の相続は、登記・名義変更・税金など、複雑な手続きが多く、戸惑う方も少なくありません。こちらのページでは、相続登記の義務化や成年後見制度、家族信託などの仕組みをわかりやすく解説し、相続後に必要な流れと確認すべきポイントをまとめました。
富山市・射水市・立山町を中心にサポートするアムール不動産が、不安を安心に変える第一歩としてお役立ていただける内容をお届けします。

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不動産の相続で知っておきたい基本のき

Part1 まず知っておきたい相続の基本用語

Part1 まず知っておきたい相続の基本用語

不動産の相続では、まず「誰が」「何を」「どのように」引き継ぐのかを整理することが大切です。
相続には専門的な言葉が多く登場しますが、基本を理解しておくことで後の手続きがぐっとスムーズになります。

相続の基本用語
用語 意味・説明
被相続人 財産を残して亡くなった人のこと。たとえば「父が亡くなって家を相続した」場合の「父」が被相続人です。
相続人 被相続人の財産を受け継ぐ人。配偶者・子ども・親・兄弟などが法律で定められています。
遺産分割 財産をどう分けるかを家族間で話し合い、決めること。話し合いの結果は「遺産分割協議書」にまとめます。
法定相続分 民法で定められた、各相続人が受け取る財産の割合。たとえば配偶者と子ども1人なら、配偶者1/2、子ども1/2です。
遺留分 遺言で他の人に多く遺産を渡しても、一定の相続人には最低限の取り分が保証される制度です。
不動産相続で特に注意すべきポイント

不動産相続で特に注意すべきポイント

相続の対象には、現金だけでなく「土地・建物」などの不動産も含まれます。不動産は分割が難しい財産のため、共有名義にするか、売却して現金で分けるかなどを慎重に決める必要があります。
また、相続後は名義変更(相続登記)を行わないと、将来の売却や管理ができなくなるため注意が必要です。

知っていますか?
遺言書の有無が大きな分かれ道に

知っていますか?遺言書の有無が大きな分かれ道に

相続手続きでは、遺言書の有無が大きな分かれ道になります。
遺言書がある場合は、相続人同士の話し合いを省略でき、スムーズに手続きが進みます。一方、遺言書がない場合は、財産の分け方を家族全員で協議しなければならず、時間や労力がかかることも。
アムール不動産では、将来の資産整理として遺言書の作成相談も承っています。不動産を含めた相続を安心して進めるために、早めの準備をおすすめします。

Part2 2024年施行の「相続登記の義務化」と注意点

Part2 2024年施行の「相続登記の義務化」と注意点

相続で受け継いだ土地や建物は、「名義」を正式に変更しなければ、自分の資産として扱うことができません。
これまでは登記をしなくても罰則はありませんでしたが、2024年4月から相続登記が義務化され、手続きを怠ると過料(罰金)が科される場合があります。

なぜ登記が義務化されたの?

背景には、全国的に増え続ける「所有者不明土地問題」があります。相続後に登記をしないまま時間が経つと、誰の所有かわからなくなり、売却や開発ができず、地域の土地利用にも支障をきたします。こうした課題を解消するために、登記の義務化が始まりました。

手続きの期限と罰則について

相続登記は、「相続の発生を知った日から3年以内」に申請することが義務です。正当な理由なく放置すると、10万円以下の過料(罰金)が科される可能性があります。
3年という期間は長いようで、遺産分割協議や書類準備を考えるとあっという間に過ぎてしまうことも。期限を意識し、早めに動き出すことが大切です。

相続登記の手続きの流れ
STEP.01

相続人の確定

戸籍謄本を集めて相続人を特定します。

STEP.02

相続人の確定

不動産を誰が相続するかを家族で話し合い、協議書を作成します。

STEP.03

登記申請書の作成

登記所(法務局)に提出するための書類を整えます。

STEP.04

登記申請

必要書類を添えて申請します。申請後、登記簿上の名義が変更されます。

相続登記の前段階である「相続人の確定」や「遺産分割協議の整理」は、多くの方がつまずきやすい部分です。アムール不動産では、登記の前段階から手続き完了までをすべてサポートしています。司法書士・税理士などの専門家と連携し、相続人の調査・協議書の作成支援・登記申請・不動産の売却や活用までワンストップで対応。
「登記前だからまだ相談できない」と思わず、最初の段階からすべておまかせいただけますので、まずはお気軽にご相談ください。

Part3 認知症になる前に考えておきたいリスク

Part3 認知症になる前に考えておきたいリスク

相続において、見落とされがちなのが「認知症になった後の手続き」です。もし所有者本人が認知症を発症すると、不動産の売却や名義変更といった重要な手続きができなくなる可能性があります。
元気なうちに準備しておくことが、将来のトラブルを防ぐ一番の近道です。

認知症になると何が問題になるの?

認知症を発症すると、法律上の「判断能力がない」と見なされる場合があり、遺産分割の協議や不動産の売却契約、登記の申請などを自分で行うことができなくなります。
この状態になると、家族であっても勝手に手続きを進めることはできず、裁判所に「成年後見人」の選任を申し立てる必要が生じます。

成年後見制度を利用する場合の注意点

成年後見制度は、本人に代わって財産管理や契約を行うための公的制度です。ただし、家庭裁判所の監督下での管理となるため、手続きが煩雑で時間がかかるという側面もあります。
また、後見人が選任されると、本人や家族の意思だけでは財産を自由に動かすことが難しくなる点にも注意が必要です。

トラブルを防ぐ「家族信託」という選択肢

近年は、成年後見制度の代わりに家族信託を選ぶ方も増えています。家族信託とは、信頼できる家族に財産の管理・処分を託す仕組みで、契約によってあらかじめ「誰が・どの財産を・どのように扱うか」を決めておくことができます。
これにより、本人が判断できなくなっても、信託された家族が手続きをスムーズに進められます。

早めの準備が“家族の安心”につながります

相続や不動産の手続きは、「元気なうちに動くこと」が何より大切です。アムール不動産では、成年後見制度・家族信託の両面からご相談をお受けし、お客様やご家族にとって最も負担の少ない方法を一緒に考えます。「まだ先の話」と思わずに、備えの一歩を今からはじめましょう。

Part4 成年後見制度と家族信託の違い

Part4 成年後見制度と家族信託の違い

認知症や判断力の低下に備える方法として代表的なのが、成年後見制度と家族信託です。
どちらも本人の財産を守るための仕組みですが、その運用方法や自由度には大きな違いがあります。
まずは、それぞれの特徴を整理して理解しておきましょう。

成年後見制度とは?

成年後見制度は、家庭裁判所が選任した「成年後見人」が本人に代わって財産を管理・契約する制度です。
裁判所の監督のもとで行われるため、公的な安全性が高い反面、手続きの自由度は低くなります。たとえば、不動産を売却する場合も後見人の判断だけでは進められず、裁判所の許可が必要になります。
本人の保護が第一に考えられるため、柔軟な運用よりも慎重で時間を要する管理が特徴です。

家族信託とは?

家族信託は、本人が元気なうちに信頼できる家族へ財産管理を任せる制度です。契約内容を自由に決められるため、「どの財産を・誰に・どのように管理してもらうか」を具体的に設計できます。
家庭裁判所の関与が不要なため、財産の売却や活用が柔軟に行える点が大きなメリットです。
特に不動産を複数所有している場合や、将来的に売却を見据えている方には相性のよい仕組みといえます。

成年後見制度と家族信託の比較表

※表は左右にスクロールして確認することができます。

比較項目 成年後見制度 家族信託
開始時期 認知症発症後など判断能力低下後 元気なうちに事前に契約できる
管理主体 裁判所が選任した後見人 本人が選んだ家族(受託者)
裁判所の関与 常に必要 原則なし(任意契約)
不動産売却 裁判所の許可が必要 契約内容に基づき家族が可能
費用・手間 申立て・報酬・報告義務あり 初期設計・契約書作成のみ
自由度 低い(厳格) 高い(柔軟)
どちらを選ぶべき?「自分の意思を反映したい」なら家族信託

どちらが良いかは、「いつ・どの程度まで本人の意思を反映したいか」によって異なります。
成年後見制度は、判断能力が失われた後の保護を重視する制度であり、家族信託は、判断能力があるうちに自由度の高い備えをしておく制度です。
つまり、「今から準備しておきたい」「柔軟に不動産を活用したい」という方には、家族信託が向いています。

迷っている方へ。当社は制度の選択から実行までサポートします

迷っている方へ。当社は制度の選択から実行までサポートします

「成年後見制度と家族信託、どちらを選ぶべきか分からない」というご相談は少なくありません。アムール不動産では、制度の仕組みをわかりやすくご説明するだけでなく、実際に手続きを進め、安心して不動産を管理・活用できるようになるまでを一貫してサポートしています。
司法書士・行政書士・税理士などの士業と連携し、契約内容の設計や信託登記、不動産の名義変更・売却までワンストップで対応。制度を「知る」段階から「活かす」段階へ、確かな実務サポートでご家族の将来を支えます。

相続後の手続きとやっておくべきチェックリスト

相続が発生したあとは、さまざまな手続きが時系列で発生します。「何から始めればいいのか」「期限はいつまでか」と戸惑う方も多いでしょう。
こちらでは、相続後に行うべき手続きをステップごとに整理し、初めての方でも無理なく全体の流れを把握できるようにまとめました。

時系列でわかる相続後の手続き
STEP.01

死亡届・火葬(埋葬)許可の取得

  • 着手時期:死亡から7日以内(国外で死亡は3か月以内)
  • 対応すべき内容:死亡届の提出、火葬(埋葬)許可証の取得

医師の死亡診断書(または死体検案書)を添えて、市区町村役場へ死亡届を提出します。通常、葬儀社が代行可。火葬(埋葬)許可証は葬儀・納骨に必須です。

STEP.02

葬儀・埋葬・各種名義の一時管理

  • 着手時期:死亡から7日以内
  • 対応すべき内容:葬儀手配、住居や貴重品の保管・鍵管理、公共料金等の一時停止葬儀日程の決定と同時に、住まいの施錠や通帳・印鑑・権利証・保険証券など重要書類の保管を徹底しましょう。

電気・ガス・水道・通信などの契約や支払い方法の確認も早めに行うと安心です。名義変更はすぐでなくても構いませんが、請求トラブルを防ぐために「使用停止・一時連絡先変更」などの対応を行っておくとスムーズです。

STEP.03

年金・健康保険・介護保険の手続き

  • 着手時期:死亡から10〜14日以内(厚生年金は10日以内、国民年金は14日以内)
  • 対応すべき内容:年金受給停止、遺族年金・未支給年金の請求、健康保険証返却

年金を受給していた場合は、厚生年金は10日以内、国民年金は14日以内に受給停止の届出が必要です。健康保険証は役場や勤務先へ返却し、世帯主変更や高額療養費の清算なども忘れずに行いましょう。遺族年金・未支給年金の請求には、戸籍や死亡診断書のコピーなどが必要になるため、早めに準備を進めておくことが大切です。

STEP.04

生命保険・共済の給付金請求

  • 着手時期:死亡後できるだけ早く(保険によって請求期限あり)
  • 対応すべき内容:各保険会社へ死亡保険金・共済金の請求

保険証券・契約者番号を確認し、受取人・必要書類(死亡診断書コピー等)を準備します。請求期限があるため、早めの連絡が安心です。

STEP.05

遺言書の有無確認(公正証書・自筆・法務局保管)

  • 着手時期:死亡後すぐ
  • 対応すべき内容:遺言書の捜索・検認(自筆遺言の場合)

公正証書遺言は公証役場で確認します。自筆遺言は家庭裁判所で「検認」手続きが必要です(封は勝手に開けない)。法務局保管制度を利用している場合は同局で確認します。

STEP.06

相続人の確定と相続財産の把握

  • 着手時期:死亡後〜1か月目安
  • 対応すべき内容:戸籍収集による法定相続人の確定、財産目録の作成(不動産・預貯金・有価証券・負債等)

被相続人の出生から死亡までの戸籍を収集し相続人を特定。資産だけでなく、借入金・連帯保証など負債も調査し、一覧(財産目録)にまとめます。

STEP.07

相続放棄・限定承認の検討(借金が不明なとき)

  • 着手時期:相続開始を知った日から3か月以内(熟慮期間)
  • 対応すべき内容:家庭裁判所へ相続放棄または限定承認の申述

負債が多い・不明な場合は放棄や限定承認を検討します。熟慮期間の延長申請も可能ですが、期限管理が重要です。

STEP.08

遺産分割協議と協議書の作成

  • 着手時期:相続人・遺言内容確定後〜2〜3か月目安
  • 対応すべき内容:分け方の話し合い、遺産分割協議書の作成・全員署名押印

遺言があれば原則それに従います。ない場合は相続人全員で協議。共有にするのか売却して現金化するのか、固定資産税・管理負担も踏まえて合意形成を行います。

STEP.09

相続登記(名義変更)の準備と申請

  • 着手時期:可能な限り早め(義務:相続を知ってから3年以内)
  • 対応すべき内容:法務局へ相続登記申請(必要書類:戸籍・協議書・評価証明など)

登記をしないと売却・担保設定・管理が難航します。2024年4月から義務化・過料の対象です。アムール不動産は、登記前の相続人調査から登記申請、売却・活用まで一貫対応。登記前でも安心しておまかせください。

STEP.10

預貯金・証券・保険・車両等の名義変更・解約

  • 着手時期:遺産分割成立後〜並行して
  • 対応すべき内容:金融機関での解約・名義変更、マイナンバー・自動車・各種契約の整理

各機関指定の書類が必要です。解約金・税務への影響も踏まえ、手続きは計画的にしましょう。クレジット・サブスクの解約も漏れに注意してください。

STEP.11

相続税・準確定申告など税務手続き

  • 着手時期:相続開始から10か月以内(相続税申告・納付)
  • 対応すべき内容:相続税の申告・納付、被相続人の準確定申告(4か月以内)

基礎控除や小規模宅地等の特例など適用可否を確認します。期限を過ぎると加算税の可能性があるため、早めに税理士へ相談が必要です。

STEP.12

不動産の活用・売却の検討(空き家対策を含む)

  • 着手時期:登記・税務の目処がついたら随時
  • 対応すべき内容:売却、賃貸、管理、解体・更地化、家財整理

立地・建物状態・維持費を踏まえ、「活用」か「売却」かを比較検討。空き家は放置がコスト増と資産価値低下につながるため、早めの方針決定が得策です。アムール不動産では、査定・売却はもちろん、不用品の整理・解体・相続登記までワンストップで支援します。

STEP.13

公共料金・年金・保険・行政手続きの最終確認

  • 着手時期:随時(完了チェック)
  • 対応すべき内容:公共料金の清算、各種給付の精算、固定資産税通知先の変更

請求の行き違いや延滞を防ぐため、書類の保管・連絡先の統一・口座引落しの変更を最終確認します。

STEP.14

今後に備える(遺言・家族信託・資産整理)

  • 着手時期:落ち着いた段階で
  • 対応すべき内容:遺言作成、家族信託、財産リストの整備

同じ負担を次世代に残さない準備が大切です。遺言・家族信託は将来の売却や管理をスムーズにします。アムール不動産は士業と連携し、実行まで伴走いたします。

時系列でわかる相続後の手続き

相続の手続きは、ひとつひとつの期限や書類管理を誤ると、後々の登記や税務にも影響が及びます。しかし、すべてを完璧に進めようとする必要はありません。大切なのは、「どの段階で、誰に相談すればいいか」を知っておくことです。
アムール不動産では、相続の発生直後から登記・売却・資産整理まで、各分野の専門家と連携しながら一貫サポートを行っています。相続に関する不安を感じたら、どのステップからでもお気軽にご相談ください。

どの段階からでも相談できる、
あなたに寄り添う相続サポート

どの段階からでも相談できる、あなたに寄り添う相続サポート

相続は、手続きの順序や必要書類が多く、「どこから始めればよいのか分からない」という声を多くいただきます。
アムール不動産では、相続の発生直後から登記・売却・資産整理まで、各分野の専門家と連携し、一人ひとりの状況に合わせた実務サポートを行っています。
「登記前でまだ動けていない」「遺産分割の整理から相談したい」など、どんな段階でも構いません。不動産を安心して次の世代につなぐために、どうぞ私たちにご相談ください。

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